税務上、
売上と
それに対する外注費は同時計上するルールがあります。
例)設計事務所 7月決算
A工事 受注額 100,000円
図面作成を外部に委託しました。
図面の外注費50,000円
7月に受注し、8/15に制作完了し請求しました。→売上計上8/15
外注費は7/31に支払いました。
上記例の場合
設計の完了は8/15に計上されるため
7月決算には売上計上されません。
これに対して7/31までに支払った外注費は
経費として計上できるのでしょうか。
答えは・・・できません。
売上と外注費は同時計上しなければなりません。
そのため先に支払った外注費のみ経費として計上し
利益を少なくすることは禁止なのです。
この場合の外注費は仕掛品という資産の科目に一時的に計上し
翌年、売上が計上されたのと同時に
費用として計上されます。
皆さんのお気持ちはわかります。
会計はなんて複雑なのでしょう。
理屈はわかるのですが
合理主義に走るあまり一般の社長が理解するまでに
浸透しずらいですよね。