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ストラディバリウスは減価償却できない

名器ストラディバリウス

ストラディバリウスとは

イタリアのヴァイオリン製作家が作成した弦楽器のことを言います。

ストラディバリウスは非常に高価で希少価値を有するものになります。

 

減価償却・・・時の経過によりその価値の減少するもの

 

高価な値崩れしない美術品・・・価値の減少しないものとしての認識

 

ストラディバリウスだけでなく、絵画、彫刻等の美術品や工芸品で

歴史的価値又は希少価値を有し代替性のないものは、

時の経過により価値が減少しないとして減価償却ができないとされています。

 

どのようなものが 減価償却しない美術品等 になるのか。

法人税基本通達(法基通7-1-1改正後)

100万円の形式基準

原則として

取得価額が100万円未満・・・減価償却資産に該当。

取得価額が100万円以上・・・非減価償却資産(減価償却できない)

※なお!

取得価額が100万円以上であっても

時の経過によりその価値が減少することが明らかなものは

減価償却資産として取り扱うことが可能。

反対に

取得価額が100万円未満の美術品等であっても

時の経過によりその価値が減少しないことが明らかなものは

減価償却資産に該当しないものと取り扱われる。

 

ふむふむ。

先日ディズニーのドリームアート展に行ったのですが

40万円~100万円超のアートがたくさんありました。

主観的ですが

100万円以上の

ディズニーアートが価値の減少する絵画だとは思えないので

 

 

 形式基準の原則によれば

事業用で購入した

100万円未満のアートであれば減価償却。

100万円超であれば非減価償却ということになりそうです。

 

美術館巡りしたい('Д')